トレードにはスキャルピングという手法があります。この手法は一般的に外国為替や株取引でとても知られている手法になるのですが、仮想通貨のFXでもこの手法を用いる方はとても多いです。そこでスキャルピングのメリットとデメリットを紹介していきます。
スキャルピングとは？
スキャルピングとは新規取引から決済取引までを数秒から数十秒、長くても数分で完結させる超短期の取引手法です。この手法はわずか数秒の勝負になりますので、ロットをかなり高めにしてトレードをします。トレーダーは決済の瞬間まで気を抜けない状態になります。1回のトレードで狙う値幅が狭く、取引時間が短いので、売買回数は多くなりがちです。スキャルピングとは「皮を剥ぐ」という意味もあり、細かい取引によって薄皮を剥ぐように、薄い利益を蓄積させていきます。
スキャルピングのメリットとデメリット
スキャルピングとは仮想通貨のトレードでも利用される戦法の一つです。スキャルピングに向いている方はどんなタイプの人なのか？
トレードの十分な時間を費やせる人
スキャルピングはとにかく数秒で決済するという超高速回転でトレードをする戦法になります。この場合は、予想外の動きが起これば大損することもあるため、チャートを凝視している必要が出てきます。スキャルピングは売買のタイミングを見逃さないように、常に取引画面を注視している必要があります。取引画面を常に確認できる人の方がスキャルピングにおいては有利です。
経済指標でのスキャルピング
仮想通貨の場合は外国為替に比べると経済指標の影響は大きくないですが、それでも大きく動くことが少なくありません。下手をしてしまうと大きく逆へ行ってしまうケースもあるため、タイミングを誤ってしまうと大損してしまうケースも多いのです。経験値が必要なトレード手法と言えるでしょう。
取引経験を積みやすい
スキャルピングは短時間のトレードを何度もおこなうため、取引経験も蓄積されます。ただしやみくもに取引をしても、取引経験にはなりません。取引経験になるトレードは、十分に仮説を立て、仮説を検証したものに限られることを心得ておきましょう。
集中力が必要
スキャルピングは集中力がない人に向いていないです。チャートを凝視していなければなりません。気持ちが焦っているような場合、さらには集中力が落ちているときにスキャルピングをしてしまうと大損してしまうこともあります。
取引コストが高くなりやすい
スキャルピングは取引頻度が多いことから、何度もコスト負担が発生し、結果的に取引コストが高くなる傾向があります。どうしても売買頻度が通常の数倍にもなるため、コストはどうしても高くなってしまうのがデメリットです。
初心者にスキャルピングおすすめ
トレード初心者の場合、とにかく必要なのは経験です。経験を積むためにはとにかくトレード回数をたくさんこなす必要があります。トレード回数をこなすことで、次の値動きを読む力が生まれますので、スキャルピングで勉強をすることもお勧めします。
約定率に左右される
スキャルピングは一瞬の値動きが利益に大きく影響するため、約定率は非常に重要です。約定率は注文した価格で取引を成立させる力のことを指します。スキャルピングはエントリータイミングがすべてですので、約定力に問題のない取引所がいいでしょう。
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